プラスト訪問看護ステーションです。訪問看護への転職を考える看護師さんは、「どんな業務内容なんだろう?」「どんな仕事なんだろう?」といった疑問があるのではないでしょうか?この記事では、訪問看護師の仕事・業務内容を解説します。
訪問看護とは?概要を解説
訪問看護は、利用者さんのご自宅に訪問し、看護を行うサービスです。医療的な処置や指導はもちろん、必要に応じて介護を行ったり、関連職種との連絡も実施します。
病院での看護業務・仕事と異なる点はいくつかあります。十分ではない機器や設備のなかで必要な看護を提供すること、自立すれば一人で看護を実践すること、ケアマネなどへ電話やFAXを使った連絡が多いことなどです。
しかし、どの現場で看護を行っても、良い看護を届けるということには変わりないでしょう。具体的な仕事内容としては、下記があります。
・健康状態のチェック
・家族やキーパーソンの支援
・生活の看護
・病状のケア
・褥瘡などの予防
・機器の管理
・心のケア
訪問看護が対象とする利用者さん
訪問看護の対象は、整形・脳血管・内部障害を抱えた老年期の利用者さんをイメージすることが多いのではないでしょうか?
実際にはそれだけではなく、小児分野・精神領域・終末期の方々なども対象としています。地域で過ごす看護を必要とする方が広く対象となります。
それぞれの訪問看護ステーションによって特色がありますし、働き方や希望に合わせて調整してくれるところもあります。あなたがどのような方へ看護を行いたいかを考えて、見学などのときにすり合わせてみてくださいね。
訪問看護ステーションの雰囲気
病院のナースステーションには常に誰かがいるものですし、誰もいなくても近くでみんなが働いています。
しかし、訪問看護ではそれぞれのスタッフが現場に行っていると、なかなか会うことが出来ません。直行直帰をありとしている職場であれば、一日のうちに一度も会わないということもあります。
訪問看護ステーションの雰囲気は、そこで働くスタッフのたちの影響を強く受けます。ガヤガヤとした楽しい雰囲気のところもあれば、黙々と仕事に取り組む雰囲気のところもあります。
雰囲気は実際に見学に行って比較してみることが良いでしょう。
訪問看護ステーションで働くメリット
・利用者と個別の時間が作れる:訪問看護は一人で利用者さんの自宅へ訪問し、30分や60分といった利用時間があります。病院などでは個別にそれほどの時間を作ることが出来ないことが多いため、より向き合った看護が実践出来ます。
・働き方を調整しやすい:訪問看護では利用時間や件数といった枠組みがしっかりと決まっています。また、移動時間もトラブルがなければ明確です。そのため、働き方を調整しやすいというメリットがあります。
訪問看護ステーションで働くデメリット
・一人なので不安が大きい:現場では常に一人で動かなければなりません。常に誰かのいる環境が当たり前になっている看護師さんには不安が大きいということもあります。しかし、安心して働けるように、先輩や教育担当のサポートが充実している職場も多くなっています。
・気候の影響が大きい:夏場の暑い時期には冷房をつけていないご自宅での看護や、炎天下での移動があります。冬にはその逆があります。転職前にはスタッフがどのような対策をしているのかを聞いてみるようにしましょう。
訪問看護師の持ち物
利用者さんの自宅で看護を行うために、持ち物は多いものです。聴診器や血圧計といった基本的な道具、採血セットや点滴セットなどの処置用の道具、記録用のタブレットや福祉用具カタログなどの備品が挙げられます。
その他にも暑さや寒さ対策グッズ、身だしなみを整えるグッズ、着替えなども必要です。
初めての訪問看護ではイメージが湧きにくいと思いますので、働くスタッフたちがどのような持ち物を用意しているのかを聞いてみると良いでしょう。
訪問看護師のスケジュール①
ここでは、プラスト訪問看護ステーションで実際に働くスタッフのスケジュールを紹介します。
まず、プラスト訪問看護ステーションの看護師、岸野さんの一日です。
岸野さんは、訪問看護ステーションから徒歩圏内にある弊社が運営している保育園にお子さんを送ってから一日がスタートします。
午前は3件、午後は3件を訪問した後にお子さんをお迎えに行ってから帰宅するというスケジュールになっています。弊社では9-18時が勤務時間となっていますが、1時間の時短勤務で働いています。
訪問看護師のスケジュール②
つぎに、プラスト訪問看護ステーションの看護師、平川さんの一日を紹介します。
看護師の平川さんも、30分の時短勤務で働いています。一日4件のスケジュールで、間に事務作業が入っています。
おわりに
この記事では、パートとして訪問看護の業務・仕事内容について紹介しました。未経験の看護師さんにとってはイメージが湧かないところもあると思いますが、少しでも知っていただければ嬉しいです!