プラスト訪問看護ステーションです!
看護師さんの話題として、離職率や潜在看護師といったキーワードを最近よく耳にします。では、訪問看護ステーションにおける離職率とはどのようなものなのでしょうか?
今回は、訪問看護ステーションの離職率について紹介します。
訪問看護師の離職率は高い

平成30年度看護職員離職者調査結果によると、看護師の離職率は下記のようになっています。
・全体:8.7%
・病院:8.6%
・診療所:8.4%
・訪問:13%
病院や診療所と比較すると、訪問看護ステーションでは離職率が高くなっています。これは年度によってバラつきがあるものの、この数年は同じような傾向があります。
関連URL:平成30年度看護職員離職者調査結果
訪問看護師が離職する理由

訪問看護師が退職する理由はいくつか挙げられます。代表的なものを紹介します。
・運営母体:訪問看護ステーションは急増しており、病院と違って小さな運営母体のところも多いです。入職してみたものの母体の実情を知り、「この会社では不安…」といった気持ちで離職する方がいます。事前にホームページなどから情報収集しておきましょう。
・労働環境:訪問件数をきつきつに埋めている、休憩スペースが十分に確保されていない、休憩や有給が確保できない…このような条件の悪さから離職する人がいます。とくに病院などと違ってハード面の違いに驚かれる方も多いので、見学ではステーション内の様子をしっかり確認しましょう。
・業務内容:訪問看護ではひとりきりの現場であること、事業所外の専門職種と電話やFAXなどで連絡を取り合うこと…病院での働き方とは大きく異なる働き方をしなければなりません。慣れるまでに辞めてしまう方もいれば、どうしても慣れずに辞めてしまう方もいます。訪問看護がどのような仕事なのかを調べ、働くスタッフに話を聞くなどしてみましょう。
実際の離職率を聞いてみよう

やはり離職率が高い職場に転職するのは避けたいもの…そこで、一番の対策は、直接に離職率を聞いてしまうことです!
といっても「離職率は何%ですか?」と聞いても「えっ、数字ではちょっと…」となってしまいます。
「退職者は年に何人くらいですか?」
「去年や一昨年は何人辞められましたか?」
少し聞きにくいかもしれませんが、思い切って聞いてみましょう!離職率に問題のない職場であれば、包み隠さず教えてくれるでしょう。
おわりに
訪問看護と離職率について紹介しました。実際に働いてみなければ分からないことはたくさんありますが、少しでも事前に調べて失敗しない転職が出来るように頑張りましょう!